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モエニックススプレーが対象物を燃えにくくするメカニズムについて
(1)主成分
ホウ素(ボロン)系化合物(ホウ酸)が主成分です。(昔ホウ酸は目薬につかわれていたものです)ホウ酸は物を燃えにくくする薬品であることは知られていますが、水に溶けにくい物質なので高濃度の水溶液にするためにはノウハウが必要です。水溶液としてスプレーできる物性にしたものがモエニックスです。
(2)なぜ燃えにくくなるのか?
例えば紙にライターで火を点ける(ライターの炎は800℃)場面を想定します。着火したとき、火はまず1か所にとどまっています。次に連続している隣の場所に熱が伝わり、熱が発火温度(紙の発火温度は260℃程度です)まで上昇すると燃え広がります。熱伝播の作用によって紙全体が燃えてしまいます。これが燃焼メカニズムです。ホウ酸は繊維質の内部に浸透すると、熱伝播を妨げる作用をします。つまり、ホウ酸によって熱が伝わらなくなるということです。いったん一部が発火したとしても熱伝播が遮断されていると燃え広がらなくなります。モエニックスをスプレー含侵させた対象物は燃えないことになります。このような作用の仕組みから、ポリエステル繊維など内部への薬液浸透が起こらないものには効果がないということになります。また、木材などにスプレーしても、内部までの含侵が起こらないために効果がありませんので注意が必要です。(実際に木材の防炎加工を行う場合には加圧含侵という工業的プロセスによって内部に浸透させることが必要です。
宇宙開発事業団(現JAXA)による安全性(臭気・オフガス)試験で合格しています。
この試験はより安全な宇宙用材料の開発や選定のために行う試験です。基本となる防炎性能についての試験に合格した上で、さらに密閉空間である宇宙船内で使われることを想定した試験です。常温の密閉空間(船内)に有害物質が蒸散しないか、更には万一、船内火災に遭遇したときに有害ガスが放散しないかをシミュレーションテストします。
無重力下での火災シミュレーションの方法は、試験対象物を入れたカプセルを自由落下させ、無重力状態を再現している数秒(4-5秒)の間に行います。この落下させる通路は完全なフリーフォールによる無重力状態を実現するために、空気抵抗を無くしています。つまり、なんと地中の真空チューブ中を自由落下させます。
テストの結果
臭気安全性試験に合格:常温においても、宇宙船内火災の高温でも、人体に有害な物質は全く見当たらないという結果が得られました。
その他情報
厚生省第257号溶質物試験※ 重金属 カドミウム
ヒ素等の試験に適合しております。※おもちゃまたはその原材料の規格及びおもちゃの製造基準です。
消防法施工則第4条の第3項、第4項及び第7項試験に適合しました。
試験内容につきましては、インターネット等において「防炎物品の防炎性能試験基準」でご検索・ご参照ください。
防炎効果と持続性について
本成分が天然繊維内に含浸された状態で効果を発揮します。
濡れたり洗濯するなど成分が取り除かれない限り効果は持続します。
モエニックスの試験資料についてはこちらをご参照ください。